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2017年12月7日木曜日

才能とは、継続できる情熱である。

こんばんは。

今日も寒い一日でしたね。

私が働いている職場も、

日差しが入る窓際はポカポカなのですが、

控え室は、窓際ではないので、ぞくぞくするほど底冷えがします。


さて、史上初の永世七冠に輝き、

ここ数日ニュースやワイドショーでも取り上げられている羽生善治棋士。

今日のタイトルは、そんな羽生さんが書いた「決断力」という著書の中のある章のタイトルです。

今日は、その「決断力」のその章から、印象に残った一文を取り上げたいと思います。

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最近の子どもは、教えてもらわないとうまくならない傾向があるとよく聞く。

たとえば、子どもに問題を出すと、「まだ習っていない」からと、自分の頭で考えようとしない。

 将棋の場合は特にそうだが、どの世界でも、教える行為に対して、教えられる側の依存度が

高くなってしまうと問題である。将棋は、自分で考え、自分で差し手を決めていくものだ。

誰かに教わってそれをそのまま真似たり、参考にしてやっていくことが習慣化してしまうと、

局面を考える力は育たなくなってしまう。

 どうしても強くなりたい、前進したい、そういう向上心が大本にあり、自分の頭で真剣に

考え、ここだけはどうしてもわからない、解決の糸口が見いだせないというのであれば、

師匠や先輩に相談することは決して悪くはないと思っている。だが、そうではなく、

受け身の姿勢だけでただ教わるというのでは、集中力や思考力、気力といった勝負に必要な

総合力を身につけることはできないだろう。要は、本人がどういう姿勢で教わるかが大事だと思っている。
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この一文は、指導者として目の前の生徒達と向き合う上で、凄く深く考えられる文章でした。

ネットで何でも検索できる時代、視覚から情報を簡単に手に入れることのできる時代。

だからこそ、「思考する、想像する」ことに対しての能力がともすると下がりかねないのかなと感じています。

自分が学生時代の頃。トランペットの神様、モーリスアンドレの演奏をCDで聴いて、

「どんなアンブシュアなんだろう。どうやって吹いてるんだろう。」

ずっとそんな想像をして自分の工夫につなげていました。

実際、アンドレのコンサートに行ったときには、食い入るように見た記憶があります。

自分の中の「試行錯誤」する感覚を忘れずに、自分を高めて行けたら、

きっといろんな成長と出会えるのかもしれません。


今回の本 羽生善治さんの「決断力」。凄く考えさせられる文がたくさん詰まっています。

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