大坂なおみ選手が教えてくれたこと。

こんばんは。

今日のテーマは、今をときめくテニスプレーヤー、

大坂なおみ選手　です。


大坂選手は、先日行われた全米オープンで、

日本人初となる優勝をしたことで、一躍時の人になりました。

また対戦相手であるS.ウィリアムズの行動が

あまりよろしくなかったので、

大坂選手の行動や発言が、よりクローズアップされたようです。

そこで、今日は、そんな彼女が教えてくれたことと題して、

彼女の行動を振り返っていきたいと思います。


試合後、彼女が発言した内容は以下の通り。

「みんながセレーナを応援していたことを知っています。
こんな終わり方になったことは残念です。
でも、決勝でセレーナとプレイするのが夢でした。
プレイしてくれてありがとう。そして試合を見てくれてみなさんありがとう」

勝利の喜びを発する前に、まず相手であるセレーナへ、

そして、同時に、観客へ「感謝」の気持ちを述べています。

本来であれば、自身初、しかも日本人としても初である快挙ですが、

自分のことの前に、まず相手と観客に敬意を表する。

この「相手あっての自分」という考え方は、

本当に素晴らしいことですよね！

自分が勝つためのことだけではなく、

よく、選手宣誓などで使われる

「スポーツマンシップ」とは、いったい何なのか、を

深く考えさせられました。

プロとしては、もちろん「勝つこと」が大事であり、絶対かもしれません。

でも、本来のスポーツの在り方とは、心身を鍛え、互いに全力でぶつかり合い、

終了後は、その功績をたたえ合う必要があるのではないでしょうか。

勝ち負けの結果だけにただ固執するのではなく、

互いの健闘をたたえ合うことも、

スポーツマンシップではないかと思うのです。

思い通りに行かなくて、イラつく気持ちは分かります。

でも、そこで感情の赴くままに荒れてしまうのではなく、

やはり、心のどこかには冷静さを失ってほしくないと感じました。

やはりプロとして、その辺の行動も伴った、

紳士的な対応が必要ですね。

その点、大坂選手は初めてでありながら、

自分の感情をしかりとコントロールされていたのではないか、と

考えずにはいられません。