こんにちは。
Yahoo!の記事を見ていて、
「レスリング・栄氏、至学館大を依願退職 8月末に」
という見出しを見つけました。
栄氏と言えば、吉田沙保里選手、伊調馨選手など、
日本を代表する女子レスリング選手を輩出した名監督です。
おそらく、あのスキンヘッドのイメージは、
誰もが一度は見たことのある方だと思います。
数々の実績を含め、日本のレスリング界を牽引してきた彼の功績は、
レスリング界だけでなく、他のスポーツからも非常に注目されていたと思います。
特に、東京オリンピックの開催が決定してからは、
NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀でも、
東京オリンピック応援スペシャルと銘打って、
特集されていました。
番組を見る限り、凄く素朴な方で選手である学生を本当に
父親のように面倒見てこられたのだな、と思っておりました。
(私は今でも思っております。)
ただ、あの一件が明るみに出てからは、
おそらく彼に対する世間の目は、一変してしまったのではないでしょうか。
それは、パワーハラスメント問題。
彼の伊調選手への一件以降、
ありとあらゆるスポーツで、パワハラや不正が
カミングアウトされています。
今や、そのきっかけを作り出したというイメージすらできてしまいました。
今までそのような事実があったとしても、
表に出せない、指導者と選手の上下関係(師弟関係)、
または、指導者としても結果を出さなくてはならないというプレッシャーなど、
いろいろ複雑な部分もたくさんあるのだと思います。
もちろん、パワハラと認定されている以上は、その中身について
疑問視することはできません。
が、有力な指導者としての素質、そして選手との信頼関係があるのであれば、
今後、また指導者としてのチャンスが巡ってくるべきではないか
と、考えずにはいられません。
こう書くと、
肩を持つのか?とか
暴力者へ同情するな、とか言われそうですが、
そういうことではありません。
またきっといつか、「チャンス」が巡ってくると思っているのです。
そうなることを信じていたいです。
栄元監督のプロフィール wikipediaより転載--------------
栄 和人(さかえ かずひと、1960年6月19日 - )は、日本の元レスリング選手。元全日本女子レスリングヘッドコーチ。元至学館大学(旧・中京女子大学)レスリング部の監督。2008年11月より同大学健康科学部健康スポーツ学科教授も兼任していた。
鹿児島県奄美市笠利町万屋(旧・大島郡笠利町万屋)出身[1]。奄美市立赤木名中学校[2]、鹿児島商工高等学校(現樟南高等学校)、日本体育大学体育学部体育学科卒業。マネジメントはエイベックス・スポーツ株式会社。身長166cm[3]。血液型A型[4]。
至学館大学レスリング部の教え子に48kg級の伊調千春・小原日登美・登坂絵莉、55kg級の吉田沙保里、63kg級の伊調馨・川井梨紗子、69kg級の土性沙羅など、多くのオリンピックメダリストを送り出している。また娘の栄希和も至学館大学出身のレスリング選手(2014年度全日本選手権60kg級で優勝)。
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最後に、「プロフェッショナル」で語った彼の言葉の中に、
こんなフレーズがありました。
「すべてを背負ったとき、人は強くなる」
今まで背負ってきた選手の人生、そして自分の情熱を忘れずに、
今後も頑張っていただきたいと思っています。
栄元監督の言葉が、心に響いた人間の一人として。
そして、種目・分野は違えど、人を育てる仕事に関わる一人として。
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