こんばんは。
今日の午後、すごいニュースが飛び込んできました。
「貴乃花親方退職」
兄弟の若貴人気で、相撲会に旋風を巻き起こし、
平成の大横綱として絶大な人気を誇った貴乃花。
親方になってからも、協会と対立しながら、
正しいと思った方を選ぶその姿勢は、とてもまっすぐで、
凛としたものを感じました。
そんな彼が、今回このような形で相撲会を去るということは、
とても残念でなりません。
私は、何度も足を運ぶような人間ではありませんので、
自分がこういった形で意見するのは、
あまりにもおおがましいかもしれませんが、
いろいろと共通する点も多いと思いますので、
少し考えてみたいと思います。
本年8月、協会より、協会が依頼された外部弁護士の見解を踏まえた書面が届いた。告発状は事実無根の理由だと結論づけられたという内容だった。私は書面で告発状の内容は事実無根でないと説明したが、その後、認めないと親方を廃業せざるを得ないと有形、無形の要請を受け続けた。
事実無根とは、今まで自分が訴えてきた内容が、
すべて嘘と言われてしまったということ。
果たしてこれは、何を持って事実無根となったのだろうか?
これに対しての検証委員会などの聞き取りはなかったのだろうか?
--協会に残る考えは
「ありません。相撲には携わっていきたいが、弟子たちがかわいいですので、これからも柔らかな気持ちで見守ってあげたいという思いが強くある」
--協会に残る道はなかったか
「弟子と一緒に存続できるという考え方もあった。それにまつわり、告発状の取り下げはしているが、すべて事実無根と認めることはできなかった」
--戦いに敗れたということか
「たくさんの見方があるが、自分の育てた弟子がとにかくかわいい。敗北であっても、相撲に携わっていけることを念頭に置きたい」
--弟子にはどういうことを伝えたか
「弟子が、そのまた弟子に意思をつなげるのが伝統であると。それは初代貴乃花から教わったこと。それだけは、あきらめずに伝えていくようにと伝えた」
--土俵に関わっていく、土俵を残していくとは
「弟子ではなくなるが、師匠、お父さんは一生続く。迷ったときは、来ると思う。改めて伝えてあげたい」
何よりも、弟子を最優先に考えているこの姿勢。
それに対して、協会側の姿勢はいったいなんなのだろうか。
今、私が書いている発言は、
マスコミを通じて、
あくまで貴乃花親方の意見を一方的に聞いているのみである。
協会側としては、協会側としての意見があるかもしれない。
だけど、
自分の立場云々ではなく、
ただただ、まっすぐな姿勢を貫くこの元横綱の
信念は、とても深く感じるものがある。
平成の大横綱、貴乃花関。
彼の、この弟子に対する考え方、そして、
あまりにもまっすぐなこの姿勢。
正直、生き残る道はいくらでもあったはず。
でも、自分の信念を曲げてまで、
その立場に固執するつもりはないのだろう。
これは、私たち指導者にしても、同じだと思う。
誰のための場所なのか。
つねに、その事を念頭に、目の前の生徒たちと
向き合っていきたい。
今まで、本当にお疲れさまでした。
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